包茎の定義と種類

包茎とは、包皮で覆われてしまい亀頭が露出していない状態のペニスのことです。包皮口が狭い、亀頭と包皮内板が癒着している、包皮が陰茎に比べて長いといったことが原因です。幼少期は包茎であることが正常で、思春期以降に身体とペニスが成長することで自然に包茎状態が解消されていきます。もし成人後も包茎である場合は、ペニスの成長が止まっているため、自然に解消されることはほぼありません。

仮性包茎

仮性包茎は、非勃起時に亀頭が包皮で覆われていますが、勃起時には包皮が剥けて亀頭が露出します。また、手を使うことで包皮を剥くこともできます。仮性包茎は個人差があり、非勃起時でも3分の1程度剥けている人もいれば、勃起後に手を使わないとしっかり剥けないという人もいます。軽度の仮性包茎であれば日常生活や性生活に支障がなく、治療の必要はありません。ただし、亀頭包皮炎を繰り返している人、重度の仮性包茎の人、見た目に強いコンプレックスを持つ人は治療を検討した方がよいでしょう。

真性包茎

真性包茎とは、非勃起時・勃起時はもちろん、手を使っても亀頭を露出できない状態の包茎のことです。包皮の先端である包皮口が狭いため、包皮を剥けないことが原因です。また、包皮内板と亀頭が癒着し、無理に剥こうとすると痛みが出てしまうケースもあります。重度の包茎であり、包皮と亀頭の間には汚れが溜まり雑菌が繁殖しやすくなります。 不衛生になり嫌な臭いを発しやすくなるだけでなく、炎症を起こして痛みやかゆみを生じる場合もあります。勃起や挿入時に包皮口が裂けるような痛みを生じることがあり、性行為にも問題が出る可能性があります。さまざまな病気のリスクも高まるため、なるべく早く治療することをおすすめします。

カントン包茎

カントン包茎とは、亀頭を露出した際に包皮口で亀頭や陰茎が締め付けられてしまい、元に戻らなくなった状態のことです。陰茎や亀頭への血流が阻害され、亀頭が腫れたり激しい痛みが生じたりします。カントン包茎を放置すると、陰茎や亀頭が壊死することもありますので、速やかな治療が必要です。包皮を剥くことはできるため、仮性包茎の一種とされていて、包皮口が狭いことで締め付けによる痛み・違和感が強い場合は仮性包茎絞扼型と呼ばれます。仮性包茎絞扼型とは、カントン包茎に至る危険性がある包茎のことです。

包茎の診断方法

包茎の診断には特別な検査方法があるわけではありません。一般的には、患者さんとマンツーマンで行う問診、実際に患者さんのペニスをチェックする視診・触診によって包茎の状態を判断します。ただし、炎症や化膿、その他細菌感染症などがある場合は血液検査や尿検査を行うケースもあります。また、糖尿病などの持病がある場合は、内科医と連携して診断を行うこともあります。糖尿病の場合、包茎手術後の傷の治りが悪くなりやすく、慎重に進める必要があるためです。

包茎の治療方法

仮性包茎の治療方法にはさまざまなものがあります。以下で、一般的に行われる治療法を解説します。

経過観察（成人前）

思春期前の小さなお子様であれば包茎であることが正常です。小学生のころに包皮が剥けるようになってきて、中高生くらいになると勃起時に亀頭がしっかり露出できるようになるのがほとんどです。幼いうちに包茎であったとしても、思春期以降に男性ホルモンの影響によってペニスが発達し、自然に包茎が解消されていきます。そのため、成人前の包茎については、亀頭包皮炎などの問題がない限りは経過観察するのが一般的です。

包皮ほんてん指導（成人前）

前述の通り、思春期前であれば包茎であることが正常です。しかし、「将来的に包茎で悩まないようにしたい」という要望や「放尿時に風船のように包皮が膨らむ（バルーニング）」「亀頭包皮炎でかゆがっている・痛がっている」といったお悩みがある場合は、「包皮ほんてん指導」というものを行うケースがあります。 ステロイドが含まれる軟膏を一定期間塗ることで、包皮を柔らかくして広げていく方法です。数週間ほど継続して包皮口を広がらせることで、包茎を改善していきます。

包茎手術（成人後）

手術により余分な包皮を切除し、包茎を改善する方法です。成人後も包茎である場合、自然に改善することはありません。仮性包茎であれば、その程度によってそのままでも問題はありませんが、真性包茎の場合はトラブル・リスクがあるため包茎手術を検討すべきです。 包茎手術は物理的に包皮を切除するため、確実に包茎を改善できます。手術時間は30分程度で入院の必要はなく、その日のうちに帰宅できます。溶ける縫合糸を用いれば、通院も不要です。 また、軽度の仮性包茎であれば切らない包茎手術での改善も可能です。包皮に人工的なシワを作って医療用ボンドや糸で固定する方法や、亀頭を大きくすることで包皮が戻らないようにする方法などがあります。

自力での改善は危険

「病院に行かずに包茎を自力で改善したい」と考え、矯正グッズの利用を考えている方もいるかもしれません。たとえば、矯正リングは亀頭を露出させて輪っか状の器具を取り付け、包皮を戻らないようにすることで包茎を改善することを目的にしたグッズです。包皮が剥けた状態を癖付けすることで包茎改善効果を期待しています。しかし、医学的根拠がなく、包茎の改善は難しいことでしょう。むしろ、リングの締め付けによる血流阻害や、組織の壊死などのリスクの方が心配です。 矯正リングの他にもさまざまな矯正グッズがありますが、どれも医学的根拠はありません。ペニスへのリスクや金銭的なデメリットの方が大きいので、自力での改善はやめておきましょう。

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包茎を改善したいとお望みでしたら、信頼と実績ある東京ノーストクリニックにご相談ください。

豊富な実績と高い技術を持つ医師が在籍

東京ノーストクリニックは創業から33年、症例実績12万件以上を誇る老舗のクリニックです。在籍する医師は包茎治療に関する専門的知識や数多くの症例経験を持ち、高い技術力を有しています。泌尿器科のように、包茎治療専門ではない医師が手術を担当することはありません。「包茎専門の医師が執刀する」これは東京ノーストクリニックの大きな強みです。

マンツーマンの無料カウンセリング

東京ノーストクリニックでは治療前に必ず無料カウンセリングを行っています。包茎に関する悩みは、他人に打ち明けにくいものです。そのため、一人で思い悩んでしまい、つらく苦しい思いをしている方が少なくありません。当院では、マンツーマンでそうした患者さんの気持ちに寄り添い、お悩みや不安な気持ちをじっくりお伺いします。そして、患者さんのご要望やペニスの状態に合わせ、最適な治療法をご提案します。まずは皆様のお悩み・不安な気持ちをお聞かせください。

痛みに配慮して仕上がりにこだわる施術

重度の仮性包茎や真性包茎は余分な包皮を切る手術を行います。ペニスにメスを入れることになりますので、「痛そう……」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、局所麻酔を行ってから手術しますので、術中の痛みはありません。また、当院では塗るタイプの麻酔をしてから麻酔注射をする二段階麻酔を行っていますので、針が刺さる痛みも気にする必要はありません。 手術を担当するのは知識・経験豊富な熟練の医師です。仕上がりにこだわって施術しますので、術後の見た目もできる限り自然にできます。より美しく自然な見た目をお望みでしたら、「美容形成術」という独自の手法もご提案できます。

アフターケアも万全

術後は、全国35院の東京ノーストクリニックでアフターケアを受けられます。そのため、何かトラブルがあっても安心です。治療後は専門カウンセラーが処方薬の使い方や包帯の取り替え方、日常生活での注意点を丁寧にご説明します。専門の男性カウンセラーが24時間電話対応いたしますので、不安なことがあればいつでもご連絡ください。不安な気持ちに寄り添い、丁寧に対応いたします。

まとめ

今回は、包茎とは何なのか、また診断方法や治療方法について解説しました。包茎とは簡潔に言えば「亀頭が包皮で覆われている状態」のことです。包茎と一口に言っても、包皮の被り方や状態によって仮性包茎・真性包茎・カントン包茎と大きく3つに分けることができます。軽度の仮性包茎であればそのままでも問題がないケースもありますが、真性包茎であればリスクも多いので治療をご検討ください。