カントン包茎とは

包茎には様々な種類がありますが、カントン包茎とはどのような状態の包茎なのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。

仮性包茎の一種

包茎には包皮をまったく剥くことができない真性包茎、そして勃起時や手を使うことで包皮を剥ける仮性包茎があります。カントン包茎は後述しますが、包皮を剥いた際に亀頭が強く締め付けられ、元に戻らなくなる状態のことです。包皮を剥くことそのものはできるため、真性包茎ではなく、仮性包茎の一種として分類することができます。

皮が元に戻らない状態

カントン包茎とは、前述でも触れた通り、包皮を剥いたら亀頭が締め付けられ、そのせいで元に戻らなくなる状態のことです。そもそも「嵌頓（カントン）」とは、腸などの内臓器官が何らかの理由で組織の隙間から抜け出してしまい、元に戻らなくなって腫れ上がってしまう状態のことです。そのように、元に戻らず亀頭が締め付けられて腫れなどを起こす包茎であることから、カントン包茎といわれています。 仮性包茎の一種であり自力で包皮を剥けるものの、包皮口が狭いことが原因で亀頭が締め付けられます。症状は人によって違いがあります。非勃起状態であればやや締め付けを感じるものの元に戻せるケースや、非勃起状態であっても締め付けによる痛みがあって包皮を剥くことが困難なケースなど様々です。

カントン包茎におけるセックスのデメリットやリスク

カントン包茎はセックスにおいて様々なデメリットがあります。具体的にどのようなリスクがあるのか、以下で解説していきます。

不衛生で臭いが気になる

他の包茎と同じように、カントン包茎も亀頭と包皮の内側が不衛生になりやすいです。そのため、臭いを発しやすく、セックス中に相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。 仮性包茎であれば、入浴時に包皮を剥いて包皮内部や亀頭をしっかり洗えます。しかし、無理に剥いてしまうと元に戻らないカントン状態になる恐れがあるため、すみずみまで洗えません。そのため、真性包茎と同様に、カントン包茎も汚れが溜まって雑菌が繁殖しやすく、きつい臭いを発しやすいのです。

コンドームが外れやすい

カントン包茎だと行為中にコンドームが外れやすい傾向にあります。 仮性包茎ならば、亀頭を露出させてコンドームとペニスをしっかり密着させられます。包皮の戻りによりコンドームが外れる可能性はあるものの、そこまで心配する必要はありません。 しかしカントン包茎の場合、仮性包茎の一種とはいえ、無理に包皮を剥くことができません。コンドームを装着しても、カリ首のひっかかりがなく、ツルツルした包皮で滑りやすくなり、コンドームが外れやすいのです。 行為中にコンドームが外れることは、望まない妊娠や性感染症のリスクを高めます。

性交痛を感じやすい

カントン包茎の場合、セックス中に性交痛を感じることがあります。 一般的な仮性包茎であれば、包皮口は十分に広さがありますので、挿入中に皮が動いても痛みを感じることはないでしょう。しかし、カントン包茎は包皮口が狭いため、挿入中の動きにより包皮が過度に動いてしまうと痛みを感じることがあります。膣の圧力により包皮が剥けてしまえば、その狭い包皮口により亀頭を強く締め付けてしまって、さらに激しい痛みを得るかもしれません。また、勃起することで狭い包皮口が押し広げられて痛みを感じる場合もあります。

早漏・遅漏になる

カントン包茎の場合、早漏または遅漏になる可能性があります。 包皮で覆われている亀頭は、外部からの刺激に弱くなりやすいです。そのため、常に亀頭が露出しているわけではない仮性包茎の場合、膣の刺激に敏感になってしまい、早漏になるケースが多いです。カントン包茎の場合も、亀頭が露出することがほぼないため、早漏になる人は少なくありません。 その一方で、カントン包茎は性交痛を感じることがあります。挿入による快感よりも痛みの方が優れば、むしろ遅漏になることもあるでしょう。場合によっては、射精に至らないケースもあります。また、亀頭が包皮に覆われたままでセックスをする場合、厚みのある包皮で亀頭が守られてしまうため、遅漏になることもあります。 個人差はありますが、カントン包茎だと早漏・遅漏によってセックスを思うように楽しめなくなる可能性は高いです。

性感染症のリスク

カントン包茎は性感染症のリスクも高まります。 前述の通り、どの種類の包茎であっても不衛生になりやすく雑菌も繁殖しやすい環境で炎症等を起こしやすいです。炎症や細かな傷があると、そこから菌やウイルスが体内に侵入する恐れがあります。そのため、包茎の場合は、そうでない場合と比べて性感染症にかかるリスクが高いのです。 また、常に包皮で覆われている亀頭は、常に露出している状態よりも皮膚が弱くなっています。傷がつきやすいため、そこから菌やウイルスが体内に侵入して、性感染症にかかる可能性があります。

裂傷・うっ血のリスク

カントン包茎はセックス中の裂傷やうっ血リスクにも注意しなければなりません。 カントン包茎は包皮口が狭いため、無理に包皮を剥くと元に戻らなくなります。セックス中に膣の圧力や挿入による動きの勢いで皮が剥けてしまうと、そのまま元に戻らなくなる恐れがあります。その状態が続くと亀頭への血流が阻害されてうっ血し、最終的に組織が壊死するリスクもあります。 また、勢いで皮が剥けてしまったせいで、包皮口が裂けて出血する恐れもあります。裂け方にもよりますが、かなりの痛みと出血が予想されますので注意が必要です。もし、このようなことが発生した場合は、すぐに病院で治療しましょう。

男性不妊の可能性

カントン包茎により男性不妊になる可能性もあります。 仮性包茎の一種とはいえ、包皮口が狭くてカントン包茎の恐れがある場合は無理に剥くことはおすすめできません。しかし、亀頭が包皮で覆われた状態だと、射精時に包皮が邪魔をして膣内に精子を十分に送り込めない可能性があります。そのため、妊娠しにくくなるかもしれません。 また、性交痛があったり、包茎であることで自信が失われたりすることで、勃起不全になることもあります。その結果、セックスそのものができなくなり、妊娠の機会を失うこともあるのです。

カントン包茎以外の包茎もセックスで不便を感じやすい

カントン包茎以外の包茎でも、セックスの際に不便を感じることはあるのでしょうか。真性包茎と仮性包茎のケースを解説します。

真性包茎

真性包茎はカントン包茎と同様、もしくはそれ以上にセックスで不便を感じやすい包茎の種類です。 包茎の中でも最も不衛生になりやすく、臭いや性感染症のリスクがあります。カントン包茎よりも包皮口が狭く、場合によっては亀頭と包皮が癒着しているため、激しい性交痛を感じる場合があります。他にも、コンドームが外れやすかったり早漏・遅漏になりやすかったりもするでしょう。男性不妊のリスクもありますので、セックスにおいてはデメリットばかりが目立ちます。 また、日常生活にも支障をきたすことが多いため、セックスのことだけでなく、人生を豊かに楽しむためにも、包茎手術を検討した方がよいでしょう。

仮性包茎

仮性包茎の場合は、セックスでそれほどデメリットを感じないかもしれません。 仮性包茎は勃起時や手を使うことで包皮を剥けます。そのため、コンドームも他の包茎よりも外れにくいですし、臭いも意識して洗うようにすれば気にならないことがほとんどです。 ただ、仮性包茎の場合、早漏で悩む方がたくさんいます。人によりますが、仮性包茎の場合、基本的には亀頭が包皮で覆われています。そのため外部からの刺激に弱いものです。自慰をする際も、包皮を上下に動かして行うことがほとんどですから、亀頭が鍛えられにくいです。そのため、セックスによる刺激に弱く、想定している以上に早く射精してしまうケースが少なくありません。 また、仮性包茎の場合は見た目に強いコンプレックスを持つ方も多く、そのせいでセックスそのものに積極的になれなかったり、心因性EDになったりすることもあります。

セックス時のデメリットが多いカントン包茎を治療するなら専門クリニックへ

カントン包茎はセックス時に様々なデメリットがあります。もしカントン包茎を始め、包茎でお悩みでしたら、包茎治療を専門的に行う東京ノーストクリニックにご相談ください。 当院の特徴や受診するメリットをご紹介します。

専門家に相談できる

東京ノーストクリニックでは、包茎でお悩みの方でも気軽に相談していただけるように、無料カウンセリングを実施しています。包茎は症状が様々で、悩んでいる理由や治療によってどうなりたいかという希望は患者さんごとに違います。そのため当院では、じっくり時間をとってカウンセリングを行い、患者さんのお悩みやご希望をお伺いしています。そして患者さんのペニスの状態を診させていただき、どのような治療法が合っているのかをご提案しています。 もちろん、無料カウンセリングを受けたからといって、必ず手術をしなければいけないわけではありません。手術以外の改善方法もありますし、一度帰ってから考えていただくこともできます。 悩みを相談するだけでも、気持ちの面で楽になることがあります。包茎でお悩みでしたら、まずは東京ノーストクリニックにご相談ください。

痛みはほぼないので怖くない

東京ノーストクリニックでは、患者さんに配慮して痛みのない包茎手術を行います。 「包茎手術って痛いんでしょ？」そう思って、治療を諦めている人は多いのではないでしょうか。包茎手術では、術前に麻酔をしますので、術中の痛みはありません。術後も激痛になることはなく、痛み止めによりコントロールできます。 また、当院では注射針が刺さる際のチクリとする痛みもできる限り抑えています。注射前に表面麻酔を行って、注射針の痛みを無くす二段階麻酔を行っています。「それでも怖い」という方は、静脈麻酔もご提案可能ですので、ぜひご相談ください。

熟練の医師が担当するので安心

東京ノーストクリニックでは、熟練の医師が手術を担当します。 包茎手術は外科手術ですから、安全性に不安を感じる方もいることでしょう。基本的に、包茎手術そのものは安全性の高いものです。しかし、技術力の低い医師が行うと、縫合が荒くなって傷口が塞がりにくくなったり、術後の痛みがいつまでも引きにくくなったりすることもあります。 当院では、包茎治療の専門知識と確かな技術を持つ熟練の医師が執刀します。ペニスの構造を知り尽くした経験豊かな医師が、安全面に配慮して手術を行いますのでご安心ください。

仕上がりにこだわることもできる

東京ノーストクリニックは、術後の仕上がりにこだわっています。 「手術痕が目立つと聞いたことがある」という理由で包茎手術をすべきか悩む方は多いです。包皮は亀頭側と根元側で色味が異なるため、どうしても痕はできてしまいます。技術力の低い医師の場合だと、目立つように切除してしまい、荒い縫合で傷跡がより目立つようにしてしまうかもしれません。 東京ノーストクリニックは、熟練の医師が仕上がりにこだわって施術します。患者さんのペニスの形状やサイズに合わせ、術前に目立たない切開ラインをデザインします。そして丁寧に縫合することで傷跡をできる限り目立たないようにしています。 さらに、独自の「美容形成術」により、美しい仕上がりを実現することも可能です。ぜひご相談ください。

アフターケアも万全

東京ノーストクリニックはアフターケアも万全です。 包茎手術は安全性の高い手術なので、術後にトラブルになることはほぼありません。しかし、激しい運動をして出血した、傷口に雑菌が入って腫れて痛い、といったトラブルが発生することもありえます。東京ノーストクリニックでは、そのような万が一のトラブルが発生した際には、無料で再診可能です。全国にある33院どこでも受け付けていますので、何かトラブルがございましたらすぐにご連絡ください。

まとめ

今回は、カントン包茎におけるセックス中のデメリットやリスクについて解説しました。 カントン包茎は仮性包茎の一種で、包皮を剥いた際に亀頭が包皮で強く締め付けられて元に戻らなくなる状態のことです。そのままにすると、うっ血や組織が壊死してしまうため、注意しなければなりません。 また、セックス中においては、不衛生になりやすく、性感染症リスクや臭いの問題があります。性交痛や裂傷・うっ血、男性不妊などマイナス面の大きなデメリットもありますので、包茎手術による治療をおすすめします。 カントン包茎やその他包茎でお悩みでしたら、東京ノーストクリニックにご相談ください。