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包茎の人は要注意!陰茎の痛みやただれの原因、治療法と予防法

「陰茎が痛い……」「ペニス全体が赤く腫れている」などの症状で困ったことはありませんか。包茎の人はペニスが不衛生になりやすく、痛みやただれなど突然のトラブルに見舞われることも少なくありません。本記事では包茎で痛みが出る原因や治療方法、また予防方法についても解説しています。ペニスの痛みで困ったことがある方はもちろん、まだ痛い思いをしたことがない包茎の男性も、知っておいて損はない情報ばかりです。

「包茎とは」

亀頭が包皮で覆われてしまい、露出することができない状態のことです。完全に剥くことができない場合は真性包茎、自力であれば剥けるものを仮性包茎、仮性包茎の中で包皮口が異常に狭く亀頭を露出すると戻らなくなる状態をカントン包茎と言います。 新生児であればほぼ100%が真性包茎で、年齢が高くなるにつれてペニスも成長していき包皮が自然と剥けていくようになります。

包茎の種類と問題点

包茎には前述の通り真性包茎・仮性包茎・カントン包茎の3種類があります。仮性包茎は不衛生になりやすい、見た目にコンプレックスを持つことがあるといったデメリットはあるものの、機能面ではとくに問題はありません。しかし、真性包茎やカントン包茎は基本的に自力で剥くことができず、機能面で問題があるとされます。 真性包茎は包皮を剥くことができず、不衛生で細菌やウイルスが繁殖しやすい環境です。そのため性感染症の感染リスクや、陰茎がんの発がんリスクが包茎でない状態よりも高まります。また、包皮で亀頭や尿道口も覆われてしまっているため、射精時に精液が膣内に放出しにくくなります。そのため、受胎能力上問題があると判断される場合があり、手術を行うべき包茎です。 カントン包茎は仮性包茎の一種ですが、包皮口が狭くなっていて無理やり剥いてしまうとペニスを強く締め付けてしまいます。そのまま元に戻らなくなった状態をカントン包茎と言い、緊急手術が必要になる可能性があります。包皮の締め付けにより血流が阻害され、亀頭や陰茎が壊死する恐れがあるためです。

治療方法

包茎を改善するためには、問題の根本である余った包皮を切除する外科手術が必要です。包茎手術の基本となるのは環状切開術で、包皮を輪切り上に切り取って残った包皮を縫い合わせるシンプルな方法となります。 真性包茎やカントン包茎の場合は保険適用で手術を行えます。仮性包茎の場合は機能面で問題がないと判断できるため、保険適用では手術できません。もし改善する場合は、機能面と共に審美面の改善を行える自費診療を行っているクリニックに相談しましょう。 また、ペニスは男性のシンボルとも言われるように、見た目も重要となります。手術の仕上がりにこだわるのであれば、保険での手術より自費診療を行っているクリニックの方がおすすめです。包茎手術についての専門知識や経験が豊富で技術も高く、審美面にこだわって手術を行えるためです。

子供の包茎は気にするべきではない?

機能面での問題や病気などで致し方なく行う場合を除いて、基本的には子供の包茎は気にする必要はありません。ペニスは思春期あたりで急激に成長するため、そのタイミングで包茎が自然と改善する可能性があります。18歳~20歳くらいで改善が見られないようだったら本格的に手術を検討してみましょう。

包茎だと何がいけないの?

包茎だから必ず痛みが生じるということではありません。包茎は亀頭と包皮の間に恥垢やばい菌が溜まりやすい構造になっています。毎日のケアができていないと包皮や亀頭、陰茎に痛みやかゆみ、ただれを起こすリスクが高いというだけです。 日本では多くの男性が包茎で、陰茎だけでなく亀頭も常に包皮で覆われています。また包茎には亀頭を出せる「仮性包茎」と、亀頭を出せない「真性包茎」があります。仮性包茎は簡単に亀頭を出せるため、洗うときにもそれほど手間はかかりませんが、亀頭を出すときに抵抗がある場合には管理が難しくなります。一方で真性包茎は包皮口が狭く、亀頭を出せないため、さまざまなトラブルが起こりやすい包茎です。 どちらも包皮と亀頭の間を洗いにくく、細菌が増殖しやすい環境になりがちですが、日々の生活で適切な管理をしていればトラブルを回避することができます。

包茎でちんちんが痛くなる原因と痛みの違い

包茎だとどうしてちんちんが痛くなるのでしょうか。主な原因と痛みの違いについて解説します。

カントン包茎

包茎で痛みが出る原因の一つがカントン包茎です。包皮口が狭い仮性包茎は亀頭を出しづらくなっていて、無理に亀頭を露出させると包皮の締め付けによって元に戻らなくなります。血流やリンパの流れがうまくいかないと、包皮がドーナツ状に腫れて亀頭もボール状に腫れていきます。 カントン包茎で生じる痛みは包皮と亀頭の2箇所です。包皮は内側から圧力が加わって裂かれるような強い痛みで、亀頭に血が通わなくなり激しい痛みに襲われます。血流障害が起こった状態が続くと亀頭の血流が滞って細胞が酸欠になり、締め付けられた亀頭の部分の細胞が死んで壊死を起こします。 壊死を起こした亀頭は、切除して性的機能を失うかもしれないため、一刻も早く狭くなっている包皮を切り取り、締め付けをなくす必要があります。 仮性包茎の程度によっては自慰や性行為の途中など、いつカントンを起こすか分かりません。できればカントンを起こす前に治療を受けておくと、不安なく過ごせます。

亀頭包皮炎

亀頭包皮炎はペニスが不潔になると発症しやすくなります。とくに真性包茎では亀頭が露出できないため、カリや包皮の内側など細かい部分を洗うことができません。溜まった汚れをエサに菌が増殖すると、炎症を起こして痛みが生じることがあります。 亀頭や包皮にヒリヒリとした痛みやかゆみを感じ、ペニス全体が赤みを帯びたり、陰茎がカサカサとして皮膚がめくれたりすることもあります。 若いうちは免疫力もしっかりしていますが、年齢と共に免疫力が低下すると、より感染しやすくなってくるので注意が必要です。しかし、若くても疲労やストレスが蓄積している方や、不規則な生活をしている方は亀頭包皮炎を起こしやすくなります。

亀頭包皮炎を治すのは何科?どのくらいで治る?

包茎に異常を感じても、どこで診察を受けたら良いのかと悩む方もいます。亀頭包皮炎の治療は男性器クリニックや泌尿器科、皮膚科でも治療が可能です。 治療方法は抗生剤の塗り薬や飲み薬を用いますが、亀頭包皮炎の原因によって使用する薬が異なります。細菌が引き起こすのは「細菌性亀頭包皮炎」で、カビやカンジダなどが引き起こすのは「真菌性亀頭包皮炎」、またウイルスが引き起こすのは「ウイルス性亀頭周囲炎」です。 多くの場合が細菌性亀頭包皮炎で、陰茎や包皮の痛み、強い赤み、腫れ、かゆみが生じます。細菌性の場合は膿が出ることもあります。抗生剤の塗り薬や内服薬を使えば、1~2週間以内で治るはずです。 患部でどんな菌が増えているのかを培養検査で調べますが、検査結果には1週間近くかかります。結果が出るのを待っていると悪化する可能性があるため、先に細菌性亀頭包皮炎として抗生剤の治療を始めます。しかし、薬と原因との相性が合っていないとうまく治せません。薬を使っても治らないときには、培養検査の結果をもとに原因に合わせた薬へ変更します。

薬を塗っても治らないときはカンジダ性包皮炎かも

治療してもなかなか症状が改善しない場合には、カンジダ性包皮炎の可能性があります。細菌性やウイルス性とは異なり、真菌性亀頭包皮炎の治療は最低でも1~2ヶ月はかかります。 カンジダは人体の常在菌ではありますが、カビに分類されます。抵抗力が落ちると感染しやすく、性交渉などの刺激で亀頭や包皮が傷つくことで体内に入り込み発症します。発症すると完治するのは難しく、治療に数年かかることも珍しくありません。 真菌性亀頭包皮炎でも赤みやかさつき、かゆみが出ますが、陰茎が切れたり白いカスが溜まったりするのが特徴です。 真菌性亀頭包皮炎は、基本的には抗真菌薬の塗り薬で治療します。しばらく塗っていると症状が治まってくるので「治った」と思い、すぐに薬を塗るのをやめてしまうケースがよくあります。しかし、実際にはまだ皮膚の深い部分に菌が残っていて、しばらくすると再発します。 真菌性亀頭包皮炎を治すには、真菌がなくなるまで根気強く薬を塗り続けなければなりません。医師から指示された期間は必ず守りましょう。

亀頭包皮炎は予防できる!

つらい痛みやかゆみを引き起こす亀頭包皮炎を予防するには、毎日の生活で包茎を適切に管理することです。ほかにも自分自身の免疫力を高めたり、包茎そのものを治したりするのも効果的です。

清潔にする

包茎は包皮の内側を毎日丁寧に洗って、恥垢がたまらないように洗い流します。亀頭が出せる仮性包茎の方は、毎日しっかりと包皮を下におろした状態で石鹸とシャワーを使って洗いましょう。 包皮口の狭い仮性包茎や真性包茎の方は、亀頭や包皮の内側を洗うのが困難です。石鹸を使うと石鹸分が残って炎症を起こしかねないため、シャワーのみで洗います。気にして洗いすぎると、逆にペニスに傷ができて亀頭包皮炎になる可能性があるので注意しましょう。

免疫力を高める

免疫力を高く保つことで感染しにくく、発症しても悪化しにくい身体になります。加齢による免疫力の低下は避けられませんが、しっかりと睡眠をとって疲れをとれていれば自然と免疫力が高まります。毎日規則的に生活し、適度に運動する習慣づくりも大切です。 食事においてもバランスはもちろんですが、たんぱく質やビタミンは免疫力を上げるために必要な栄養素です。発酵食品や食物繊維などで腸内環境を整えておくことも、免疫力を上げることにつながります。 また、風邪をひいたときに熱が出るのは、免疫機能がしっかりと働いている証拠です。日頃から身体を温めておくと免疫力をサポートできます。寒い冬にも身体を温める食事や生活を心がけましょう。

包茎治療

包茎は管理が難しく、常に炎症を起こさないようにするには努力が必要です。包茎が原因で亀頭包皮炎を繰り返す場合には包茎治療を行い、亀頭が出せるようになると管理がとても楽になり、炎症を起こしにくくなります。 包茎治療の方法は、包茎の種類や治療を受ける時期によって異なります。泌尿器科や包茎治療を専門に行っているクリニックでも治療内容や費用には違いがあるので、必ず複数の医療機関で相談しましょう。 恥ずかしくてSOSを出せない人もいますが、痛みが生じると日常生活を送るのも辛いはずです。医療者はプロなので、困ったときには恥ずかしがらずに相談してください。 どうしても来院できないときには、ノーストクリニックへ電話もしくはメールでご相談ください。包茎専門のクリニックなら気持ちを打ち明けやすく、症状や不安なことに対してもしっかりと気持ちを汲みとれます。もちろんプライバシーには配慮しておりますので、ご来院の際も安心して無料カウンセリングや診察を受けていただけます。どんな些細なことでもかまいません!いつでも相談できるように24時間対応でお待ちしています。

監修者情報

東京ノーストクリニック田中泰吉総医院長

監修者 田中泰吉

東京ノーストクリニック 総院長

最終学歴
昭和49年 大阪医科大学医学部卒業
昭和49年 医師国家試験合格
職歴
平成02年 田中クリニック 開院
平成13年 東京ノーストクリニック 開院
平成24年 東京ノーストクリニック 総院長就任
平成27年 東京ノーストクリニック 梅田院 非常勤就任
著書
男のためのノースト最強治療法 | 田中泰吉 (著)