ペニスとは？その構造と役割

ペニス(陰茎)は、海綿体・尿道・亀頭・包皮の4つの組織で構成される部位です。それぞれどのような構造・役割があるのかを以下で解説します。

海綿体

海綿体は、ペニスの長さ・太さ・硬さ・形状などを作り出す組織です。静脈洞という組織が密集しており、スポンジのような構造をしています。性的興奮を受けると神経から勃起に関わる物質が放出され、血液が海綿体に流れ込みます。スポンジのような海綿体に血液が充満することで勃起が完成します。 海綿体には2本1対の陰茎海綿体と尿道海綿体があります。 ・陰茎海綿体：ペニスの背面側にある海綿体で、2本1対で左右対称の組織です。勃起に大きく関わる海綿体で、性的興奮を受けるとこの陰茎海綿体に血液が流れ込み貯留し、陰茎が太く長く、硬くなります。 ・尿道海綿体：尿道を包み込んで保護するように形成されている海綿体です。ペニスの先端で広がって亀頭を形成する重要な海綿体です。勃起時には膨らむものの、陰茎海綿体のように硬くなることはありません。

亀頭

亀頭は尿道海綿体によって構成されている組織です。勃起時には血液の流入・貯留によって大きく膨らみますが、陰茎のように硬くなることはありません。皮膚は非常に薄く、すぐ下には海綿体組織があります。感覚受容器が発達している組織であり、性行為時によって性的刺激を強く受けることができ、勃起の維持や射精に役立ちます。 薄い皮膚や皮下組織そのものがウイルスや細菌などの影響を受けやすく、性病との関連が深い組織でもあります。包茎の場合、亀頭の皮膚が薄く弱い傾向にあるため、性病の感染リスクが高くなりやすいとされています。

包皮

包皮とは、陰茎を覆う皮膚組織のことです。包皮は亀頭のカリの下から陰茎の根元まである組織で、柔軟かつ優れた伸展性があります。勃起時に陰茎が長く太くなってもそれにあわせて伸び、非勃起時には縮まってペニスを保護します。 陰茎と包皮の長さが合っていれば、非勃起時・勃起時どちらの状態でも、亀頭に包皮が覆いかぶさることはありません。しかし、包皮に余剰がある場合は、亀頭に包皮が覆いかぶさる、いわゆる包茎の状態になります。また包茎の場合、包皮は非勃起時に内側に隠れる「内板」と外側にある「外板」に分けられます。 ・内板：外板に比べると明るい色味で弾力性や伸縮性が低く、皮膚も薄く弱いのが特徴です。そのため、炎症や性病にかかるリスクが外板よりも高い傾向にあります。 ・外板：内板よりも暗い茶褐色で伸縮性や弾力性が高く、皮膚には厚みがあります。 包皮内板・外板の特徴は包茎であるかどうかに関わらず、その特徴は残ります。ただし、常に亀頭が露出している状態である方が、皮膚そのものは強くなりやすい傾向にあります。

尿道

尿道は、腎盂にて作られ膀胱に蓄積された尿の排泄や、精液を射精するための管です。膀胱からすぐの場所に前立腺があり、そこで尿道と精子を運ぶための精管が結合しています。勃起をすると尿道海綿体が膨らんで尿道が狭くなるため、尿意は感じにくくなります。

ペニス以外の生殖器系の構造と役割

ペニス(陰茎)以外の生殖器の構造や役割についても見ていきましょう。

精巣と陰嚢

精巣とは精子を作る器官で、睾丸とも呼ばれます。陰嚢はその精巣を包む袋状の組織のことです。 精巣は左右に一つずつで、右側は左側よりも高い位置にあります。精子は1回の射精でおよそ3億個放出されるとされ、精巣では1日に1億個もの精子が作られています。精巣で作られた精子は、受精能力を得る環境がある精巣上体というコイル状の器官に集められて成熟していきます。 陰嚢は陰茎の根元にあり、精巣が精子を作るのに適した温度を保つ役割を持っています。陰嚢には多数の汗腺があることや、気温の変化に応じて適切に伸縮できることで、適温を保ちます。

前立腺

前立腺は男性特有の生殖器であり、精液の一部である前立腺液を作っている組織です。直腸と恥骨の間にあり、膀胱の出口付近にて尿道を取り囲むようにあります。大きさはくるみやクリ程度であり、形状もクリに似ています。加齢と共に大きくなる特徴があり、前立腺肥大により尿道が圧迫されるなどの症状で悩む方も少なくありません。 前立腺の役割はわからないこともありますが、精子に栄養を与えて保護したり、運動機能を助けたりといった役割を持っていることが判明しています。

精管と射精管

精管とは、精巣で作られた精子を尿道まで運ぶための細い管で、輸精管とも呼ばれます。精管は蠕動運動により精子を尿道まで運びます。精子は射精後に卵子を目指して動かなければならないため、そのためのエネルギーを温存するために、精管が自ら運んでいるわけです。 射精管とは、精嚢と前立腺をつなぐ位置にある、射精時に精液が通る管のことです。精子はこの射精管にて、精嚢から分泌された液や前立腺液と混ざりあい精液となって射精されます。

包茎と包茎ではないペニスの違い

ここまでペニス(陰茎)の構造や役割について解説してきました。ここからは、包茎と包茎でないペニスにはどのような違いがあるのかを見ていきましょう。

見た目

包茎と包茎でないペニスでは、見た目に大きな違いがあります。 包茎ではないペニスは、亀頭が常に露出しています。そのため、先端には亀頭の膨らみがあり、たくましい印象になるのが特徴です。 一方、包茎のペニスの場合、非勃起時は亀頭が包皮で覆われています。さらに先端は包皮ですぼまった状態になり、先細りの見た目をしているのが特徴です。どちらかというと、幼く弱々しい印象に見えやすいでしょう。また、真性包茎は勃起しても亀頭が露出しません。亀頭と陰茎の段差がわかりにくくなるため、一直線のフォルムになる傾向にあります。

衛生面

衛生面においても、包茎と包茎でないペニスでは違いがあります。 包茎ではないペニスは、常に亀頭が露出しているため、包皮内や亀頭に汚れや恥垢が溜まりにくくなります。入浴時にも隅々まで洗浄しやすいため、清潔さを保ちやすく嫌なニオイもしにくいでしょう。 一方、包茎のペニスは包皮で亀頭が覆われているため、内部には汚れや恥垢が溜まりやすくなります。常に蒸れていますので、雑菌も繁殖しやすい環境です。不衛生になりやすいため、嫌なニオイを発しやすいだけでなく、亀頭包皮炎などの炎症を起こしやすくなります。

機能面

包茎と包茎でないペニスでは機能面も違います。 包茎ではないペニスは、亀頭が露出しているため排尿時に飛び散りにくく、入浴時も手間なく隅々まで洗浄できます。亀頭は外部からの刺激に慣れているため早漏になりにくく、膣の感触も正しく伝わりやすくなります。 包茎のペニスの場合、先端ですぼまった包皮が邪魔をして、おしっこが飛び散ってしまうことがあります。真性包茎だと入浴時も包皮を剥けないため、包皮内部を隅々まで洗浄することはできません。性行為においては、仮性包茎だと亀頭が外部の刺激に慣れていないため、早漏になりやすい傾向にあります。逆に真性包茎だと包皮が亀頭への刺激を邪魔してしまい、遅漏になることも少なくありません。包皮によりスムーズな射精を阻害されてしまい、男性不妊の原因となることもありえます。

包皮の状態

包皮の状態も、包茎と包茎じゃないペニスでは違います。 前述の通り、包皮には内板と外板があります。包茎じゃない場合でもそれぞれの特徴がありますが、亀頭や内板は外部に露出しているため、皮膚に厚みがあり乾燥しています。そのため、包皮の強度や免疫力が高い傾向にあります。 一方、包茎の内板は、皮膚がより薄く湿った状態になりやすいです。そのため、外部からの刺激に弱くて傷つきやすく、性病にかかるリスクが高い傾向にあります。性病予防という観点から考えた場合、皮膚の弱い包茎は改善した方がよいといえるでしょう。

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豊富な実績と高い技術力

東京ノーストクリニックは創業35年、症例実績12万件以上の確かな実績があるクリニックです。 ペニスの大きさや形状、包茎の状態は人それぞれでまったく異なります。そのため、より良い仕上がりを実現するには、医師に豊富な知識・経験や高い技術力が求められます。クリニックによっては未熟な研修医が執刀するところもあります。そのような場合、手術痕が残るなど、見た目が悪くなることも少なくありません。最悪の場合は、排尿や性行為に問題が起きる機能障害を生じることもあるでしょう。 東京ノーストクリニックでは、執刀を担当するのは豊富な知識・経験と高い技術を持つ医師のみです。熟練の医師が仕上がりにこだわり、丁寧に施術を行います。高い技術力が求められる修正再手術にも対応していますので、安心してご相談ください。

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東京ノーストクリニックでは、施術前に無料カウンセリングを実施しています。包茎のお悩みは他人に話すこともできず、一人で抱え込んでしまう方が多いものです。そんな苦しい胸の内を、ぜひ専門医に打ち明けてください。個室のカウンセリングルームですので、他人の目を気にせずどんなことでもお話しいただけます。 カウンセリングでは、患者さんのお悩みをしっかりお伺いし、包茎の状態やペニスの形状・大きさなどを正確に計測します。その上で、患者さんのご要望を尊重し、一人ひとりにあった最善の治療法をご提案いたします。

幅広い施術に対応

東京ノーストクリニックでは包茎手術はもちろん、幅広いメニューで男性のさまざまなお悩みを解決いたします。 「亀頭増大術」は、先細りで悩む男性におすすめの治療です。高品質のヒアルロン酸を注入して、自然な弾力とハリがある大きな亀頭を作り出します。カリを中心に増大させることで、見た目はもちろん性行為時にパートナーへ与える刺激もアップします。また、持続力を高めたい方にもおすすめの方法です。 「シリコンボール挿入術」は、女性を満足させたいという方におすすめの治療です。適度な弾力を持つ医療用シリコンボールを陰茎に挿入することで、膣に与える刺激をアップさせます。また、挿入されたシリコンボールにより陰茎が物理的に太くなりますので、サイズアップしたい方にもおすすめです。 他にも、亀頭の気になるブツブツ除去や修正再手術などにも対応しています。ペニスのことでお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。

痛みのない丁寧な手術

「ペニスにメスを入れるのが怖い」という方もご安心ください。東京ノーストクリニックでは、痛みのない丁寧な手術をご提供しています。 麻酔注射では、事前に陰茎に塗るタイプの麻酔を行います。陰茎の感覚が麻痺しますので、注射針が刺さる痛みもありません。術中も麻酔注射が効いており、痛みはまったくないのでご安心ください。 包茎手術は熟練の医師がその技量を活かして、仕上がりにこだわって丁寧に行います。見た目をより美しくする「美容形成術」という独自手法もありますので、お気軽にご相談ください。

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東京ノーストクリニックでは、術後のアフターケアにも力を入れています。包茎手術後、傷口が塞がるまでは何かと不安になるものです。当院では、24時間365日いつでもご相談いただける電話相談窓口を設置しています。術後の不安な気持ちや疑問に、専門のカウンセラーが丁寧にお答えいたします。また、傷口が開くなどのトラブルが起きましたら、すぐにご連絡ください。全国35院展開するどの東京ノーストクリニックでも再診を受けられますのでご安心ください。

まとめ

今回は、ペニス(陰茎)の構造や役割、そして包茎について解説しました。 ペニスはさまざまな役割を持つ組織で構成されています。それらの組織が役割を正しく果たすことで勃起や射精といった複雑な動きを実現していることを、本記事でおわかりいただけたのではないでしょうか。 包皮はペニスを保護する役割を持ちますが、包茎と包茎じゃないペニスではその機能性がまったく異なります。包茎の場合、性病罹患リスクが高いなど多くのデメリットがあるものです。そのため、真性包茎・カントン包茎はもちろん、仮性包茎であっても手術の検討をおすすめします。 包茎のことでお悩みでしたら、豊富な実績と信頼がある東京ノーストクリニックにご相談ください。