日本人男性の仮性包茎の割合は約60%と言われています。つまり、男性の過半数が仮性包茎であり、実はそれほど珍しいものではありません。真性包茎と違って自力で包皮を剥けるため、それほど深刻ではないという考え方もあります。 しかし、仮性包茎には数多くのデメリットがあるのも事実です。今回は仮性包茎ならではのデメリットと、仮性包茎を改善することで実現できる5つのことを解説します。
仮性包茎のデメリット12個
仮性包茎は自力で包皮を剥けるため、真性包茎と比べればそれほど深刻ではありません。しかし、仮性包茎にはさまざまなデメリットがあるのも事実です。
不衛生になりやすい
仮性包茎は自力で包皮を剥くことができます。しかし通常時は亀頭が包皮で包まれているため、真性包茎ほどではないにしても恥垢が溜まりやすい状態です。尿や精液が包皮内に残ったり、汗や湿気によって蒸れたりすることで雑菌も繁殖しやすいため、不衛生になりやすく悪臭も漂いやすくなります。 女性と良い雰囲気になったとしても、パンツを脱いだ瞬間に嫌なニオイが漂ってくれば雰囲気はぶち壊しになってしまいます。面倒かもしれませんが、行為の前には入浴して手で包皮を剥き、しっかりペニスを洗うようにしましょう。
炎症を起こしたり陰毛を巻き込んだりする
仮性包茎の場合、通常は包皮で亀頭が包まれています。しかし勃起したり手を使ったりすれば包皮が剥けます。そうした仮性包茎の特性上、よくあるのが「陰毛の巻き込み」です。勃起・半勃起状態になって包皮が剥けた後、ペニスが通常状態に戻る際に、陰毛が包皮口に巻き込まれてしまうことがあります。その際、陰毛が引っ張られる痛みと、包皮口に毛が引っかかる痛みが生じます。仮性包茎の方ならば、誰もが経験したことのある辛さなのではないでしょうか。 実はこの陰毛の巻き込みは「亀頭炎」や「包皮炎」といったペニスの炎症につながる恐れがあります。無理に毛を引っ張ってしまうと、包皮内板を傷つけてしまい、細菌が入り込む隙を与えてしまうのです。そもそも仮性包茎は不衛生になりやすく、雑菌も繁殖しやすい環境です。そのため少しでも傷をつけてしまうと、炎症リスクを高めてしまいます。 陰毛巻き込みとともに、炎症発生リスクにも気をつけなければいけないのは、仮性包茎の大きなデメリットと言えるでしょう。
性病感染リスクが高い
実は、仮性包茎は性病感染リスクが高いと言われています。 仮性包茎は前述の通り不衛生で雑菌が繁殖しやすく、陰毛の巻き込みなどにより、亀頭や包皮内板を傷つけやすい傾向にあります。その結果、亀頭炎や包皮炎といった炎症も起こしやすいとされています。 傷ついたり炎症が起きたりした部位は弱っていて、細菌やウイルスが侵入しやすくなっています。そのため、炎症を起こしやすい仮性包茎は性病にもかかりやすいのです。 性病にはさまざまな種類があり、中には初期症状がほとんどなく潜伏期間が長いものもあります。自分が性病であることを知らずに、パートナーと性行為をしたせいで感染させてしまい、迷惑をかけてしまうこともありえるでしょう。 仮性包茎の方は、性病にかからないように十分に注意をしましょう。
陰茎がんリスクが高い
仮性包茎は性病以外にも、陰茎がんにかかるリスクも高いと言われています。 陰茎がんは日本ではそれほど多くないがんです。しかし、以下のような場合、陰茎がん発症リスクが高まるとされています。 ・喫煙者である ・ヒトパピローマウイルスに感染している ・生殖器が不衛生である ・包茎である 一説には包茎の場合、剥けている人と比べて陰茎がんリスクが高まると言われています。そもそも陰茎がんは発症リスクがそれほど高くはありませんが、高まるとなると見逃すことはできません。発症して進行すればペニスを切除することにもつながりますので、ペニスを清潔にする、包茎を改善することを検討した方が良いかもしれません。
体の健康に影響する可能性がある
これまでで、仮性包茎は性病や陰茎がんリスクが高いことがわかりました。実はこうした深刻な病気ではないにしても、仮性包茎であることが体の健康に影響する可能性があります。 仮性包茎は前述の通り、包皮内が不衛生になりやすい状態です。常に清潔な状態を保てれば良いですが、入浴時の洗浄不足や蒸れやすい夏場の時期だったりすると、どうしても雑菌が繁殖しやすくなります。こうして繁殖した雑菌は細かい傷や炎症部位、そして尿道から体内に侵入する可能性があるのです。 尿道から侵入した雑菌は尿道、膀胱、尿管、腎臓などで繁殖して炎症を起こす可能性があります。炎症を起こした部位によって、尿道炎・膀胱炎・尿管炎、腎盂腎炎といった病気となるのです。これらの病気になると排尿時の痛み、尿道から膿が出る、血尿、発熱などの症状をもたらす可能性があります。
先細りになりやすい
仮性包茎の人は、剥けている人と比べて亀頭が小さい傾向にあります。包皮が常に覆いかぶさっている状態であり、亀頭の成長が妨げられやすいためです。 もちろん、ペニスの形状や大きさは個人差があり、遺伝、そして生活習慣も関係します。仮性包茎でも気がついたら包皮を剥くようにしていたり、栄養や休息をしっかりとっていたりするような人であれば、先細りしにくいかもしれません。しかし、勃起時以外は基本的に亀頭が包皮で包まれている、そのような方は先細りになる可能性があります。見た目を気にするのであれば、包茎の改善も検討してみてはいかがでしょうか。
早漏で悩みやすい
仮性包茎の方は早漏で悩みやすい傾向にあります。普段から亀頭が包皮で包まれていて、外部の刺激から守られているためです。 仮性包茎でも勃起をすれば包皮が剥けて、亀頭をさらけだした状態で性行為を行えます。しかし、外部の刺激に慣れていない亀頭は膣内の刺激に耐えられず、すぐ射精してしまう可能性があるのです。 言い方を変えれば「感度が良い」とも言えるかもしれません。しかし、射精をある程度コントロールできなかったり、性行為に満足できなかったりするのであれば、早漏であると言えるでしょう。
不妊の要因になる可能性がある
仮性包茎が不妊の要因になる可能性もあります。 例えば真性包茎の場合は亀頭が常に包皮で覆われており、性行為時もそのまま挿入・射精を行います。その際、包皮口が尿道からの射精を妨げてしまい、膣内に十分な量の精液を送り込めず、不妊の要因になる可能性が少なからずあるとされています。 仮性包茎は勃起時や自力で包皮を剥けるため、射精を邪魔するリスクはそこまで高くありません。しかし、包皮が多く余っている重度の仮性包茎の場合は、性行為中に亀頭を包皮で包んでしまい、そのまま射精する場合もありえます。そうなると、膣内に十分な精液が送り込めなくなるため、妊娠の可能性を減らしてしまうかもしれないのです。妊活中の性行為時はしっかり皮を剥くことを意識するようにしましょう。
子宮頸がん・外陰がんリスク
仮性包茎は剥けている状態よりも包皮内が不衛生になりやすい状態です。不衛生なペニスを挿入してしまえば、パートナーに細菌やウイルスを感染させてしまう可能性も高まります。 膣内に細菌やウイルスが入り込んだからと言って、必ずしも炎症を起こしたり性病に感染したりするとは限りません。しかし、性行為中についた傷から侵入して感染してしまう可能性も十分に考えられます。そのまま放置してしまうと不妊症や子宮頸がん、外陰がんといったリスクがあるためとても危険です。大切なパートナーに迷惑をかけないためにも、普段から清潔にするように心がけましょう。
介護を受けるときのデメメリット
高齢化社会が進む現代、介護を受ける際に「包茎だと申し訳ない」と思う方も増えてきています。体を拭いてもらったりお風呂に入れてもらったりする際に、仮性包茎だと「臭うのではないか」「汚いと思われないだろうか」という不安が申し訳なさの背景にあります。 実際に将来の介護を受けることを考えて、事前に仮性包茎を改善しておくという方も増えてきています。
女性に嫌われる可能性がある
不衛生で汚いイメージがあることから、仮性包茎に対してあまり良いイメージを持っていない女性も一定数います。もちろん全ての女性がそうではありません。大半は「包茎でもあまり気にしない」と言ってくれることでしょう。しかしそういった女性も、実際に夏場に仮性包茎の蒸れたニオイをかいでしまったら、嫌なイメージがついてしまい抵抗感を持つかもしれません。仮性包茎であるならば、パートナーのことを考えて、なるべく清潔さを保つように心がけましょう。
コンプレックスになる
仮性包茎は男性にとって、コンプレックスとなることがほとんどです。 大人のペニスは剥けている、子供のペニスは被っている。そういったイメージを持つ人は多いことでしょう。そのため仮性包茎だと「子供のおちんちん」のようで、人前で裸になるのが恥ずかしくなってしまうのです。 また実際に、仮性包茎は亀頭を中心にペニスの発育を妨げてしまう可能性があります。亀頭が露出していないせいで見た目の印象も小さくなります。他にも不衛生さや悪臭、早漏などの悩みもあるため、男性にとっては大きなコンプレックスとなるのです。
仮性包茎を治療することで実現できること
仮性包茎は自力で包皮を剥けるとはいえ、さまざまなデメリットがあります。もし仮性包茎でお悩みならば、手術により改善することも検討してみましょう。ここでは、仮性包茎の治療で実現できることを紹介します。
コンプレックスの解消
仮性包茎を手術により治療することで実現できること、それはコンプレックスを解消できることです。 仮性包茎は悪臭や早漏といった物理的な悩み、ペニスが幼く小さく見えやすいため恥ずかしいといった精神的な悩み、さらに性病や陰茎がんリスクなど、さまざまなものがコンプレックスとなります。 手術をして仮性包茎を改善すれば、これらの悩みは全て解決することが可能です。気持ちも晴れやかになり、男としての自信もアップするため、前向きに人生を歩めるようになることでしょう。
清潔になり性病リスク低下
仮性包茎を改善すれば包皮内の清潔を保ちやすくなり、性病をはじめとしたさまざまなリスクを低下させられます。 仮性包茎は包皮内に細菌が繁殖しやすく、炎症を起こしやすくなります。炎症部位はウイルス感染もしやすくなるため、性病リスクが高まってしまいます。また、陰茎がんリスクも包茎の場合は高まるとされています。特に年齢を重ねるほど免疫力は低下しますので、炎症・病気のリスクはさらに高まっていくことでしょう。そのため、思い立ったときを良いタイミングとして、病気などの予防のためにも包茎治療をおすすめします。
パートナーが安心できる
手術をして仮性包茎を改善すれば、パートナーも安心してくれることでしょう。 仮性包茎は不衛生になりやすいため、悪臭を放ちやすくなります。そのため、女性によっては「ニオイがキツイから…」「病気が怖いから…」といった理由で性行為に抵抗を感じているケースがあります。また、包茎が性病感染や子宮頸がん発症リスクを高める可能性もあるため、女性にとって仮性包茎は安心できるものではないのです。 パートナーを大切にしたい、お互いに気兼ねなく性行為したいという方は、仮性包茎の治療をおすすめします。
射精をコントロールしやすくなる
仮性包茎を改善すれば射精もコントロールしやすくなるでしょう。亀頭が露出して、外部からの刺激に強くなりやすいためです。 仮性包茎では常に包皮で包まれているため、亀頭が外部からの刺激に弱くなっています。そのためコントロールできずにすぐ射精してしまう、早漏状態になるケースが多いのです。ものの数分、わずか数回のピストンなどで射精してしまうのであれば早漏と言えます。 仮性包茎を改善すれば亀頭が常に露出された状態になります。徐々に外部からの刺激に慣れていき、早漏も自然と改善していくことでしょう。
性行為が充実する
仮性包茎を改善すれば、性行為が楽しく充実したものとなります。 仮性包茎は男性にとって大きなコンプレックスであり、そのせいで女性に対して積極的になれない方も少なくありません。また、早漏の問題や性病リスク、悪臭や不衛生さなどを理由に「セックスするのが怖い、相手に申し訳ない」という気持ちになる方もいます。 仮性包茎を改善すれば、これらの問題は解消されて、晴れやかな気持ちで性行為を行えるようになります。女性側から見ても包茎が改善されたペニスの姿に安心し、より積極的な時間を過ごせるようになるかもしれません。
まとめ
今回は、仮性包茎ならではのデメリットと仮性包茎改善で実現できることを解説しました。 仮性包茎は真性包茎と違って自力で包皮を剥くことができるため、そこまで深刻になる必要はありません。しかし、常に剥けている状態と異なり不衛生になりやすい、早漏になりやすい、といったことが悩みになるかもしれません。また、さまざまな病気・性病のリスクも高まりやすく、パートナーに影響する恐れもあるため、可能であれば改善するのが望ましいと言えるでしょう。 東京ノーストクリニックは33年の実績を持つ、包茎手術に特化したクリニックです。包茎についての豊富な知識と経験、高い技術を持った熟練の医師が仕上がりにこだわって手術を行います。 スタッフは男性のみで完全予約制となっていますので、ご来院時に人目を気にする必要はありません。まずは無料カウンセリングであなたのお悩みをお聞かせください。