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包茎手術は保険適用できる?保険で手術する4つのリスクと確認すべきこと

「費用を抑えて包茎を改善したい」という方であれば、保険適用の包茎手術を検討されるかもしれません。たしかに保険適用となれば手術費用は自費よりも安く抑えることができるため、リーズナブルと言えるでしょう。しかし、保険適用手術にはできることに限りがあり、仕上がり・見た目の面では大きなリスクがあります。 今回は保険適用で手術できる包茎の種類、保険適用手術の種類、保険適用時のリスクについて解説していきます。

包茎手術で保険適用となるケースとならないケース

包茎手術で保険適用が可能となるのは真性包茎とカントン包茎であり、仮性包茎は適用外となります。両者にはどのような違いがあるのか、それぞれのケースについて解説します。

保険適用:真性包茎やカントン包茎

真性包茎は非勃起時・勃起時問わず亀頭が包皮で覆われています。包皮口が著しく狭い、包皮と亀頭が癒着している等の理由により、自力で皮を剥くこともできません。そのため、包皮内部が不衛生になる、性交渉が難しい、性病にかかるリスクが高いなどのデメリットがあります。このように真性包茎は機能面から正常な状態ではないと判断されるため、保険適用となるのです。 カントン包茎は仮性包茎の一種とされ、自力で皮を剥くことができます。しかし、包皮口が狭く無理に皮を剥いてしまうと亀頭や陰茎を締め付けてしまい元に戻らなくなる場合があります。その状態のまま放置すると細胞が壊死する可能性があるため、早急な手術が必要です。このように、カントン包茎には大きなリスクがあることから保険適用されるケースがあるのです。

適用外:仮性包茎

仮性包茎は包茎手術で保険適用することができません。 仮性包茎は亀頭が包皮で覆われているものの、勃起時に自然に亀頭が露出したり、自力で皮を剥いたりすることが可能です。包茎でない人よりは不衛生になりやすいものの、皮を剥いて洗浄できるため最低限の衛生を保つことができます。皮を剥いて亀頭を露出させた状態で挿入できるため、性交も問題なく行えます。 このように、仮性包茎は真性包茎やカントン包茎と違って日常生活に支障が出るレベルの包茎ではありません。そのため、手術では保険が適用されないのです。

保険適用となる包茎手術法について

環状切開術

環状切開術は最も基本的な包茎手術の手法です。包皮をぐるりと輪っか状に切除して残った上下の包皮を縫い合わせる手術法となります。 環状切開術そのものはシンプルな方法であり、比較的簡単に行えることがメリットです。そのため、泌尿器科にて保険適用の手術で用いられることが多々あります。手術後に包皮が余るといった失敗リスクもほとんどありません。 しかし、亀頭付近のピンクがかった皮膚と根元付近の茶色みを帯びた皮膚を縫い合わせることになるため、技術力の低い医師が執刀する場合はツートンカラーが目立ってしまうことが欠点です。

背面切開術

背面切開術とは、裏側の包皮を縦に切開して亀頭を露出させる手術法です。狭い包皮口を開くことで包茎を改善します。 手術の難易度は低いため泌尿器科での保険適用手術で用いられることがあります。どちらかというと子供の包茎手術で行われる傾向にあります。 簡単な手術法ではあるものの、傷跡が残り仕上がりが悪くなりやすいことがデメリットとなります。

作図法

作図法は余った包皮を切除して縫合するというとてもシンプルな手術法です。真性包茎・仮性包茎・カントン包茎どの包茎の種類であっても手術を受けることができます。ただし、保険適用となるのは真性包茎・カントン包茎のみです。 機能面の改善のみを考えた手術法であり、仕上がりについては考慮されていません。こちらも、ツートンカラーなどの見た目の悪い仕上がりになる点は大きなデメリットと言えるでしょう。

包茎手術費用を保険適用にするリスクとは

包茎手術を保険適用で行う場合、費用面ではメリットになりやすいでしょう。しかし、それ以外の面ではリスクがいくつか存在するのも事実です。

担当医は専門医ではない

保険適用の包茎手術を行えるのは泌尿器科です。泌尿器科では尿や生殖器などを広く扱っており、包茎改善を専門的に行っているわけではありません。そのため、在籍する多くの医師は包茎手術の経験がほとんどありません。もちろん知識として、包茎を改善するためにはどのような手術を行えば良いかは理解しています。しかし、手術経験が少ないため個々で異なるペニスの形状や包茎の進行度などを考慮できず、仕上がりまで意識できる医師はほとんどいないのが現状です。

皮の突っ張りが出る

保険適用手術でよくある問題として、手術後の皮の突っ張り感があります。これは包皮を切りすぎたり縫合が雑になったりすることで、皮が適度に余っていないために起こる現象です。 保険適用の包茎手術では「亀頭を露出するために余分な皮を切除する」ことが第一に考えられています。「非勃起時・勃起時のサイズ感」までは考慮されないことも珍しくありません。そのようなこともり、保険適用の手術では適度に皮を余らせられず、勃起時に突っ張り感が出てしまうことがあるのです。

手術したのに皮がかぶる

包茎手術をしたにも関わらず、術後も亀頭が包皮で覆われてしまっているというケースも保険適用の手術ではありえます。前述の「皮の突っ張り感」とは逆で、皮を残しすぎてしまった結果起こる現象です。 保険適用の手術では人それぞれ異なるサイズ感を考慮しきれないため、「勃起時は剥けているけど、非勃起時は皮が被ってしまう」ということが起こる可能性があります。

仕上がり(見た目)が悪い

保険適用の手術では仕上がりが悪くなることがほとんどです。そもそも、保険適用の包茎手術では「機能の改善」のみにフォーカスがあてられ、「仕上がり」や「見た目」については考慮されていません。そのため、傷跡を上手に隠したり縫合を丁寧に行ったり目立たないように処理をしたりといったことは行われません。これは保険適用手術である以上、仕方のないことです。 とはいえ、患者様にとって仕方のないことでは済まされません。保険適用手術は費用を抑えやすいですが、今後の人生を考えた場合は手術前にしっかりと考えることをおすすめします。

包茎手術を保険適用する場合に必ず確認したいこと

保険適用の包茎手術は費用を抑えやすいもののリスクも多くあります。実際に手術を受ける前に、必ず確認しておきたいことをご紹介します。

術後の状態について確認する

手術を決断する前に、必ず術後の状態について医師に確認しましょう。 保険適用の包茎手術は「機能改善」が目的であり、できることには限りがあります。保険内で行える手術法で、ご自身のペニスが術後にどのような状態になるのか、医師に説明してもらってください。メリット・デメリットを包み隠さず話してもらうことで、「本当に自分にとって良い選択なのか」をじっくり考えることができるためです。費用を抑えられるからと、安易に即決することは、術後に後悔する可能性が高くおすすめできません。

勃起時の突っ張りはないか

勃起時の突っ張りや皮余りなどについても確認しておきましょう。保険適用の包茎手術の場合、個々のペニスに合わせてしっかりデザインした上で手術をすることはありません。あくまでも余った皮を切除するだけとなります。そのため術後、勃起時に皮の突っ張り感が出たり、非勃起時に皮が余ってしまったりすることがあります。 保険適用の手術を行う場合はこうしたリスクが発生しないよう、注意喚起の意味でも医師へ事前確認するようにしましょう。

医師の経験

包茎手術を成功させるために最も大切なポイント、それは医師の経験です。ペニスはその形状やサイズなどが患者様ごとにまったく異なります。そのため、事前のデザインはもちろん正確な切除、丁寧な縫合などで深い知識と高い技術力が求められるのです。 一般的に、保険適用手術を行える泌尿器科に在籍する医師は包茎手術を専門的に行っていません。そのため経験も浅く技術力も低いことがほとんどです。それでも、中にはある程度の経験を持っている医師がいる場合もあります。いずれにせよ、事前に手術経験について確認しておけば、未熟な医師の手術を避けられることでしょう。

まとめ

今回は保険適用の包茎手術について解説しました。 真性包茎・カントン包茎については、機能面で問題があると判断されるため保険適用での手術が可能です。仮性包茎については自力で皮を剥けるため手術は保険適用となりません。 保険適用手術は費用が抑えられるというメリットがありますが、仕上がりの悪さや皮の突っ張り感などが出やすいというデメリットもあります。保険適用手術では「機能面の改善」のみが考慮され、「仕上がり」については考慮されないためです。 日常生活や性生活、恋人や配偶者との生活など将来のことを考えた場合、機能面はもちろんですが仕上がりも考慮した方が満足度は高いと言えるでしょう。「包茎で恥ずかしいから女性に積極的になれない」といった心理面の悩みも解決できるためです。 「機能面・審美面」両方を改善したいと思うのであれば、保険適用ではなく専門クリニックでの自費診療による手術がおすすめです。東京ノーストクリニックの包茎手術では、機能面はもちろん審美面も重視しています。術後も傷跡が目立たず美しい仕上がりを実現可能です。まずは無料カウンセリングであなたのお悩みをお聞かせください。

監修者情報

東京ノーストクリニック田中泰吉総医院長

監修者 田中泰吉

東京ノーストクリニック 総院長

最終学歴
昭和49年 大阪医科大学医学部卒業
昭和49年 医師国家試験合格
職歴
平成02年 田中クリニック 開院
平成13年 東京ノーストクリニック 開院
平成24年 東京ノーストクリニック 総院長就任
平成27年 東京ノーストクリニック 梅田院 非常勤就任
著書
男のためのノースト最強治療法 | 田中泰吉 (著)

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