ペニスのことについては思春期ごろに特に気になり始めるものです。その後、成人になって女性とお付き合いするようになり、コンプレックスとなる方も少なくありません。「包茎だけど何歳までに治療しなければいけないのだろうか」「今すぐ包茎手術をした方がいいのでは…」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 今回は、包茎手術は何歳までにやるべきか、そして何歳まで手術できるのかについて解説します。
包茎手術は何歳までにするべき?
包茎は男性にとって大きな悩みとなるものです。中には「何歳までに包茎手術をするべきなのだろうか」「タイミングを逃したら改善しないのだろうか」と不安を抱えている方もいらっしゃることでしょう。ここでは各年齢層に分けて、包茎手術について解説します。「包茎手術は何歳までにやるべきなのか?」という疑問解消の手助けになれば幸いです。
子供のころはそのままで大丈夫
意外と認知されていないことかもしれませんが、生まれたばかりの新生児はみんな真性包茎です。赤ちゃんの時は包皮口が狭く、包皮内板と亀頭が癒着しているため、包皮を剥くことはできません。そのため無理に剥いたり手術をしたりする必要はないのです。体やペニスの成長とともに包皮口が広がって、包皮と亀頭の癒着も自然と剥がれていきます。 また、乳幼児や小学生くらいであれば包茎であることが普通です。陰茎の大きさと比べて包皮の量が多いためです。もちろん個人差がありますので、早い段階で亀頭が常に露出するようになるケースもあります。ですがそういった状態は多くありませんので、お子さんの包茎については長い目で見守ることが大切です。 もちろん、何らかの理由で包皮が剥けて元に戻らなくなってしまうカントン包茎になってしまった場合はクリニックに相談してください。
成人前の包茎は気になるなら相談を
基本的に中高生くらいまでであれば、自然に包茎が改善していくのを見守った方が良いでしょう。体が成長しているのであれば、ペニスもそれに伴ってサイズアップしていきますので、亀頭が露出するようになっていきます。 とはいえ、10代半ばになっても真性包茎である場合は、カントン包茎のリスクもあるので注意が必要です。自慰行為や勃起時に痛みを伴う可能性がありますし、不衛生になることで感染症のリスクもあるためです。もし、思春期を迎えても包茎改善の兆しがまったく見えないということであれば、一度クリニックを受診してみるのも良いでしょう。
20代・30代の若いうちの治療がおすすめ
個人差はあるものの、基本的にペニスは体と一緒に成長していきます。そのため、10代後半から20代前半になるとペニスの成長が止まります。この段階でいまだに真性包茎である場合は、自然に改善する見込みはほぼありません。20代、30代という性を謳歌する年齢において包茎であることは、大きなコンプレックスとなることでしょう。女性に対して積極的になれなかったり、パートナーに包茎を馬鹿にされたりなどが理由でEDになるケースもあります。また、包茎は性感染症リスクや陰茎がんリスクが高まりますし、真性包茎だと妊活にも影響が出る可能性もあります。 「何歳までに」という目安はありませんが、体の成長が止まることやさまざまな要因が重なることから、20代・30代という年齢は手術を検討するのに良いタイミングだと言えるでしょう。もし成人後も包茎であるならば、一度クリニックに相談してみてください。
包茎手術は何歳までできる?
前段にて何歳までに包茎手術をするべきか、という疑問はある程度解決できたかと思います。では今度は「包茎手術は何歳までできるのか」という疑問にお答えしていきます。
40代・50代は意外と多い
実は包茎手術を希望される年齢層として、40代・50代が意外と多い傾向にあります。理由はさまざまですが、例えば以下のようなものが手術を決意するきっかけとなっているようです。 ・子供や孫とお風呂に入る時に恥ずかしい ・病気で入院する時に恥ずかしいかもしれない(尿道チューブなど) ・将来的に介護を受ける際に、介護士さんに迷惑がかからないようにしたい ・金銭的に余裕ができたので手術を考えている ・再婚して新しい妻との生活が始まるため このように、金銭面の余裕やライフスタイルの変化、将来のことを考えて包茎手術を検討する中年男性は多いようです。もちろん、40代・50代は体力的にも問題ありませんし、包茎手術を受けることは十分に可能です。
高齢者が包茎手術を希望する理由
中年だけでなく高齢者の方が包茎手術を検討するケースも増えています。理由としては、例えば以下のようなものがあります。 ・介護を受ける際に介護士さんに迷惑をかけたくない ・第二・第三の人生を謳歌したい ・歳をとって仮性包茎になってしまったので治したい 高齢者の場合、被介護者になることを想定し包茎を改善したいと考える方がたくさんいらっしゃいます。介護士さんに包茎を知られるのが恥ずかしい、体を拭いてもらう時に迷惑をかけたくないといったことが背景にあります。 また、近年は元気な高齢者も多く、第二・第三の人生を謳歌したいと考えている方もたくさんいらっしゃいます。その中で女性に対して「さらに前向きになりたい」という理由で包茎を改善されるケースもあるのです。 他には、歳をとることでペニスが小さくなり、仮性包茎になってしまった方が改善したいというケースもあります。
何歳まで手術できるかの目安
果たして包茎手術は何歳までできるのでしょうか。答えを先に言うと「手術できる体力さえあれば何歳でも可能」です。 包茎手術は余っている包皮を切除する外科手術です。出血を伴いますし、術後は自己修復力の高さによって回復までの期間が変動します。そのため、体力のない方については手術ができないのです。逆に言えば、体力があれば何歳でもできると言えます。 ただし、糖尿病や高血圧、内服薬の種類によっては手術が難しいケースもあります。手術できるかどうか不安がある場合は、事前に無料カウンセリングで相談してみてください。
包茎手術は何歳でも保険でできる?
包茎手術は何歳でもできますが、保険も何歳であっても使えるのでしょうか。包茎手術の保険利用と年齢について解説します。
何歳でも保険で可能
答えから言うと、何歳であっても保険適用にて包茎手術を行えます。必要な医療行為であれば、保険は年齢に関係なく利用できるためです。 ただし、保険適用の包茎手術は真性包茎とカントン包茎でしか行えません。仮性包茎は自力で包皮を剥くことができ、病気などとは認められないため保険は使えないのです。 もし仮性包茎を手術で改善したい場合は自費での手術を検討しましょう。
保険診療は高齢者になると負担が減る
前述の通り、保険を使って包茎手術するのは何歳でも可能です。また、他の治療と同様に保険診療は高齢者になると負担額が減ります。 ・75歳以上であれば1割負担(現役並みの収入がある場合は3割負担) ・70歳から74歳までであれば2割負担(現役並みの収入がある場合は3割負担) ・6歳以上(義務教育就学前)から70歳未満までは3割負担 ・6歳未満であれば2割負担 このようになるため、高齢者の保険適用による包茎手術は、少ない負担で行うことが可能です。もちろん、負担が軽くなるまで我慢する必要はありません。「包茎で辛い思いをしている」のであれば、いつでも相談してください。
仕上がりにはあまり期待できない
保険適用の包茎手術はリーズナブルであるため、費用負担を減らしたい方にとってはメリットがあります。しかし、保険適用の手術にはできることに限りがあるため、仕上がりに期待することはできません。また、保険が使える泌尿器科の医師たちは包茎に関する専門知識はそれほどなく、手術の技術も高くない傾向にあります。包茎患者ばかりでなく、泌尿器の病気で悩むさまざまな患者を診なければいけないため、それは仕方のないことです。 「少しでもきれいに仕上げたい」「傷跡を目立たないようにしたい」という場合は、保険適用の手術よりも自費の包茎手術をおすすめします。
包茎手術は何歳でも自費でできる?
保険適用による包茎手術は何歳であっても受けることができます。むしろ高齢である方が負担額は少ないため、費用面ではお得になります。しかしリーズナブルに手術できるものの、保険適用の場合は仕上がりが悪くなる可能性が高いのがネックです。 仕上がりの良さを求めるなら自費診療ですが、「何歳でも手術できる?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。答えから言うと「何歳でも自費による包茎手術は可能」です。もちろん費用はかかりますが、体力があって包茎を改善したいという気持ちがあれば、年齢に関係なく自費により仕上がりの良い包茎手術を受けられます。
80歳という高齢でも手術するケースがある
前述の通り、近年は中高年が包茎手術を希望することが増えています。中には80代や90代でも「自費で包茎手術をしたい」とクリニックを訪れるケースがあります。 「高齢者だと傷が治りにくいのでは?」「手術がきっかけで勃起できなくなるのでは?痛みがあるのでは?」という心配をされる方もいます。もちろん、持病などがある場合は治りが悪くなることもあります。しかし、健康でいらっしゃるのであればご高齢であっても若い世代と同じように回復していきますので、心配されなくても大丈夫です。 また、保険適用の手術では年齢によって負担額が変動しました。自費の場合は年齢ではなく、行う手術内容によってかかる費用が変わります。「とりあえず包茎を改善したい」「見た目にこだわりたい」など包茎手術を決意した理由を基に、自分に合った手術方法を選びましょう。ノーストクリニックでは事前に無料カウンセリングを行い、手術内容や費用について患者さんにわかりやすくご説明しますのでご安心ください。
術後の経過や仕上がりの良さを求めるなら自費
リーズナブルにとりあえず包茎を改善したいならば保険が良いかもしれません。しかし、仕上がりの良さを求めるのであればぜひ自費による包茎手術をお選びください。 ノーストクリニックでは保険適用の手術はなく、すべて自費での手術となります。包茎に関する専門的知識が豊富で、技術力も高い医師が仕上がりにこだわって手術を行います。吸収糸を用いますので、抜糸のために来院される手間がなく傷跡もきれいに整います。まずは無料カウンセリングにてご相談ください。
まとめ
今回は、包茎手術は何歳までにやるべきか、何歳まで手術できるのかについて解説しました。 新生児や幼いうちは包茎であっても気にする必要はまったくありません。いつまでにやるべきかという決まりはありませんが、思春期を迎え成人になっても包茎が改善しない、という場合は手術について検討してみてください。早い段階で改善した方が、コンプレックスに悩まされる時間が減り、前向きに人生を楽しめるためです。 また、包茎手術は何歳であっても体力さえあれば問題なく行えます。保険・自費どちらの手術も年齢上限はありませんので、包茎を改善したいとお考えでしたら、ぜひお気軽にノーストクリニックへご相談ください。